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2006年4月16日 (日)

半田と半田ごて

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模型雑誌などを見ていると組み立てに使う半田はヤニ無しの太い(2mmぐらいあるかなぁ)を推奨しているようですが、どうもあれって違うんじゃないかと思っています。

ちなみに私は、半田は大きく分けて4種類使っています。錫と鉛が63:37の共晶ハンダの0.8mmのもの、60:40の0.6mmのもの、それに銅入りハンダで、60:39:1(1が銅)で0.8mmのもの、いずれも活性ロジンの入ったいわゆるヤニ入りハンダです。それに、45:55の流れにくい盛り上げ用のハンダも使っています。それ以外にも銀入りとか、低温とかまれに使います。

前の方の3つは解ける温度が違うので、組み立てるときに順番を考えて使うことがあるのと、0.8と0.6でコテへハンダを取るときの量を調整する意味があります。それに、共晶ハンダは良く流れるので好きでよく使います。

よく見かける太いハンダでは、コテへ微妙な量のハンダを取るのにとても使いにくいと思うんですが・・それにヤニ入りで今まで困ったことは一度もありませんが、何故ヤニ入りを否定するんでしょうか・・ヤニが塗装に与える影響を考慮してでしょうか?塗装前に完全に洗浄しないんでしょうか?

コテは、60Wのペン型にとがったもの1本で95%組んでいます。模型界ではよく見かけるアカエの100Wとか他にも80Wなど60W以上の容量の物も何本もあるのですが、重いし、大きいし、使いにくいのでもう何年も火を入れてません。もちろん60Wでは、容量が足りない仕事もあるのですが、その時は小さなバーナーを使っています。この組み合わせでなんの不自由もないです。その他に、15Wの配線用を使うぐらいでしょうか。

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フラックスはステンレス用のものを1000倍ぐらいに薄めた物を使用しています。これで十分つきます。横にあるマッハのオイルが入っていたボトルに水を入れて、1~2滴フラックスを入れる感じです。1000倍は大げさかも知れませんがかなりの希釈度です。以前は塩化亜鉛やいさみやのホルダーなどを使用していましたが、使用後べた付かないし、腐食もしないので良い感じです。ハンダは同じように流れます。

どうも模型誌に掲載されているハンダに関する情報は時代遅れすぎるように思うんです。

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