FAB-EF58-23
とりあえず下回りを組んでみての中間的なインプレッションをまとめてみようかと。
今までこのブログにも書いたとおり構造部分の基本的な補強と、絶縁改造をして、かなりしっかりしたと思います。ギア関係の耐久性強度面はまだこれから判断する部分ですが。
塗装してみて台車枠の仕上がりですが、PEMPの58と比較して、ダイキャストの台車とはやはり仕上がりが格段に違います。ダイキャストの肌が荒れている感じはまったくありません。エッチングの重ね合わせに抵抗感もないわけではないのですが、このスッキリした質感で満足できます。ただ台枠の奥に引っ込んでいる部分が薄っぺらなのがちょっと気になります。また、端張り部分はエッチングの組み合わせでパズルのようですがうまく出来上がります、ただ、カプラーの緩衝器?カプラー両サイドのスプリングの部分がエッチング表現でちょっと寂しい感じです。描いてあるってかんじで・・・
台車枠の幅の狭さもなかなかすばらしいです。表面の感じといい見た目はPEMPの58より格段によいです。
色々書いた補強ですが、このキットを組まれるぐらいの技術がある方には大した問題ではないかもしれません。
組あがって気がついたのですが前後の台車枠の間隔、真ん中の隙間がちょっと広いように思います。枕張りの位置関係があるので、内側に寄せるわけにも行かないし。
しかしエッチング表現で板バネの断面も綺麗に出ていて、なかなかすばらしいです。キャストパーツでは無理ですね・・・この感じ。あと、ブレーキシューが少し離れすぎていて、修正を考えたのですが、今回は見送りました。
ロスト全盛の現在のブラスモデルの世界で、このエッチング板を張り重ねて表現するこの手法もけして悪くはないなと思わせてくれる台車枠の仕上がりです。少しロストをはじめとするキャストパーツの荒れた面が出ていない表現に慣れすぎていたかもしれません。
比較のためにPEMPの45号の台車枠のアップです。ボルトの並び方が全然違います。FABの方が実物に近いです。また、ベアリングの上にスプリングが見えているPEMPのは構造上軸箱稼働だからで、実際はFABの様なスタイルが正しいです。軸箱下側あたりの表現もPEMPはちょっとゴツすぎで、FABの方が格段によいですね。
さて上回りを仕上げないと・・・・
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