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2006年6月23日 (金)

ワム80000-7 塗装は一旦終了

マスターピースのワム80000ですが、更に軽く研いで、厚塗りをしました。通常考えられないぐらい濡れた状態にして、平面でないと垂れてどうにもならないぐらい無理やり塗膜を厚くしていきました。厚塗りでは湿度が高い時期でもありカブリがでやすいので、リターダーを入れ慎重に作業しています。厚塗りを重ねると多少は例の縞模様が消えましたが、完全に消すのはかなり難しそうです。ディテールもありうまく研げない場所も多いからです。現在、リターダーが入っていることもありツヤ有り状態なので、なおさらこういう部分が解るので、これにつや消しのトップコートを吹くとだいぶ解らなくなるのではないかと思っています。とりあえずこの状態で完全乾燥させてみようと思っています。

仮組みして2輌を線路に並べてみるとどうも食い違うので、チェックすると、3点支持側ではない台車枠の取り付けが片側に寄っています。穴位置が微妙に違うようで、これは修正した方が良さそうです。

A01_1

また、屋根のセンターライン(山のてっぺん)のラインが乱れていて、これも修正のしようがないので、ラインが目立たないようにつや消しトップコートとウエザリング処理かなぁと・・・

作業手順を考えると、サフェーサーを繰り返し吹いて、やや厚いサフェーサー層を作る方が後で楽かもしれません。かといって、マニュアルにあるようなカンスプレーでは厚く吹き過ぎかねないので、どうかなぁと思うのですが。ディテールがつぶれないぐらい厚く塗って、研ぐのが無難でしょうか。ただサフェーサーだと、細かいでこぼこが見にくく、ツヤ有りで塗ってはじめて解る部分も多いです。ブラスに塗るときのような薄く、繊細な塗装とは違った感覚が必要です。

どうにか形になりましたが、レジンはなかなか手強く、、余り作りたくないなぁと感じてしまいました。下回りは若干手直しは必要ですが、それなりに出来ていて、エッチング主体の上回りとで貨車キットなど出してくれれば良いなぁと思ったのですが。その場合はやや重くなりそうですが。マイナーな車種ならそれでも良いと思います。

私の感想ですので、レジンを取り扱い慣れたモデラーには大したことなく、良いキットと判断されるかもしれません。あくまでもブラス基準での話ですので。

追記:

自分で読み返してみてマスターピースのワム80000への評価が厳しすぎるかなと思いました。IMONなどのメーカーが本格的に作った製品と、ガレージキットレベルから少し抜けたぐらいのスタンスで作られた製品を同列に比較することが間違いだと思います。しかし、12mmはいまだに車種が少ないこともあり、この様なメインラインの製品までガレージキットレベルで出てくることが本来的に問題なんだと思います。同じ構成で、もっとマイナーな車種を出されたのであれば、誰も何も言わないと思うのです。これはワールド製品についても言えることですが、メインラインの車輌に手を出すならそれなりの物を出してくれないとどうしても評価基準が高いので、小さな問題でも評価は下がってしまうと思うのです。昔モデルワーゲンの製品が色々問題があり、一様に非難されました。ただ、すごくマイナーな車種における問題と、メジャーな車種とでは根本的にその評価は変わるものだと思っています。美流渡の客車、いまだに手つかずで手元にあります(笑)

できれば、今回のような構成のキットを出されるのであれば、少しマイナーな車種でやって頂ければなぁと思うのですが。エッチング主体のED60~EF81のキットはロストが小さいという難点はありますが、それなりの構成になっていたと思います。エッチングにロストパーツの組み合わせで貨車などやって欲しいなぁと思うのですが。個人的には鮮魚列車に惹かれるものがあり、冷蔵車もっと種類が欲しいところです。余談でした・・

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