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2006年8月31日 (木)

CV29の設定

DCCを長年やってきて、色々な場所で初心者の突き当たる壁というのは毎回同じような場所だと感じています。ひょんなことで、初心者がDCCデコーダーの進行方向の設定を変えたい場合どうしたらよいのかという質問に行き当たりました。

たとえば蒸気などにデコーダーを搭載し、前進方向でバック、後進方向で前進するようにモーター配線を間違えてしまった場合どうするかとか、DD50など背中合わせに2台の機関車を繋ぐような場合、どちらかの前進方向を逆にしたいという要望が出るかと思います。DD50などの場合はダブルヘッダーモードで使う方法もありますが、それよりは同じ番号で背中合わせで方向を決めてしまった方が楽ですから。

この場合CV29の設定をいじります。CV29は、NMRAの規格で決められている設定値なので、どこのメーカーのデコーダーでも共通です。

CV29のbit0をデフォルトの0から1に変更すればよいのです。この作業ですが、使用しているDCCコントローラーによって方法が異なるので様々なのですが、LenzやSystemOneなどのようにビットごとに入力できるシステムでプログラムするか、NGDCCの赤い箱などでプログラムするのが簡単です。それらのシステムでなければ、マニュアルを見てCV値を計算して入力することになります。簡単な計算ですが、2進数のbit0を0から1にするので、現在の数値に1足したCV値を入力するとその値になります。

他にもCV29には、他にも重要なところではbit3でアナログでの動作をさせるかどうかの設定。bit5で4桁アドレスを使うかどうかの設定があります。

CV29はDCCデコーダーの設定で最も重要な部分なので、この内容については最初に理解されるのがよいのではないでしょうか。

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2006年8月30日 (水)

パワーステーションのオシロ波形

Lv100

現在使用しているDCCシステムのうちメインに使っているのがレンツのシステムです。もう10年以上使っているのですがパワーステーションの出力電圧がやや高いのでトラック電圧を少し下げようかと考えて技術系の知り合いに相談しています。その過程でオシロで波形を調べてもらいました。

上の画像がレンツの最も古いパワーステーションLV100のオシロ画像です。やや波形が乱れています。で、下のオシロの画像がレンツのLV101のオシロの画像です。波形が綺麗になっています。やはり技術的に進歩があったようです。内部の基板等もかなり違うようで、パワーステーションだけ買い換えようかと考え出しています。

Lv101

で、パワーステーションの出力電圧ですが、レンツの初期型LV100では電圧を変更できないので入力に依存し、メーカー指定の16VACを入力するとテスターの計測で19Vぐらいの出力になりやや高いのです。この電圧ですとサウンドデコーダーによっては発熱がヒドく、熱暴走の可能性があります。実際今までもサウンドトラックスのデコーダーでとても高温になったことが何度か有ります。そのため電圧を下げるために対策をすることにしました。内容はまたそのうち。

もしこの初期型のLV100を使用されている方がいれば電圧を下げる対策をすることをおすすめします。

しかし、夏はどうにもやる気にならずブログの更新もさぼりまくりで・・・模型は多少はいじっているのですが。

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2006年8月20日 (日)

のんびりスパイク

A01_5

だいぶ更新をさぼりました。

仕事のトラブル、キャンプに行ったり、セーリングしたり、すっかり頭が模型モードではなかったのですが、さてはじめようと思ったとたんに夏風邪をひいてダウン。やれやれでした。風邪も治りかかったのでエアコンの効いた部屋でダラダラハンドスパイクをしています。

このモジュールはポイントが6ヶ所、クロスが2ヶ所あるのでなかなか作りごたえがあります。特に2ヶ所のクロスは直線とカーブ、カーブとカーブという複雑な組み合わせになるので、現物合わせで少しずつ調整しながらなのでとても時間がかかっています。

A02_4

色々誤差もあり今一な部分もあるのですが、どうにかだましだまし調整していけばどうにかなりそうです。

A03_4

クロッシング部分はポイントのフログに当たる部分を4つ作るのと一緒なので手間がかかり、さらに、カーブとカーブのクロスのこの部分は、現物合わせでの調整をしながらでジグも使えず・・・

A04_5

クロッシングに比べれば片渡りなど至って簡単です。

もうしばらくこの作業にかかりそうですが・・でも結構楽しいんですよね。ハンドスパイク!

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2006年8月10日 (木)

モジュールの台枠を

A05_3

とりあえず台枠を作りました。以前作った120X30CMの台枠に斜めの部分を継ぎ足し、路盤となる5.5mmの板を上からLee Valley Cabinetmaker's Glueで接着、裏に補強を入れました。素材はラワン合板です。シナは反るので・・・

DELTAのテーブルソーでほとんどの作業をし、手抜きでブラインドネイルで組み立てました。って書いても木工関係の人じゃないと解らないですよね・・・

しかし色々バタバタしていて1週間さぼりました。

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2006年8月 3日 (木)

日車の単端(訂正しました・・)

D01

また気まぐれに長期放置だったモデル8の日車の単端を仕上げにかかっています。

ふと思い立ってヘッドライトを光学繊維で点灯できるように穴を開け塗装をしました。茶系統の単色が無難そうですが、根室拓殖軌道の単端がグリーンとクリームに塗られていたとの記載があったので、適当に手元にあった旧スカ色のクリームと、南海グリーンで塗ってみました。まだ手すりも付けていませんしこれから細部の仕上げにかかります。

ヘッドライトは今時の技法ではナノチップLEDでも使うところでしょうが、どうも色が好きではなく、電球色のLEDから光学繊維で導光しようと思います。もともとそれほど明るいヘッドライトではないので、これで十分かと思います。

D02

ヘッドライト中央に開いている0.8mmの穴に、0.75mmの光学繊維を通し、はんだごての熱で少し柔らかくしてヘッドライト形状にはまるように加工します。

ウエザリングして行けばそこそこくたびれた日車単端に化けるでしょう。

訂正:丸山の単端と書いていました・・・訂正しているように日車の単端です・・・

いやー恥ずかしいです・・・

追記:

間違えたので丸山の単端の代表とも言える九十九里のキハと並べた画像を置きます。これはオレンジカンパニーのキットで、この九十九里シリーズはすべての車種+重複する車種数輌をキープしています。まだ4輌しか組んでいないのですが。このシリーズだけは主義に反して1/80ですが、独立して遊べそうなのでOKです。

D03

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2006年8月 1日 (火)

モジュールにかかりました

C01_1

以前気まぐれで作った120X30のモジュールの台枠を中心に線路配置を書いてみました。

実物があるのでその配置を出来るだけ再現しようと思っていますが、カーブもそれほど小さくも出来ず、R350と一部R320で書いてみたのですがだいぶはみ出します。当初垂直にモジュールから出そうかと思っていたのですが、どうも微妙に収まりが悪く、結局実物のように傾斜させてしまいました。これに合わせて拡張部分の台枠を製作します。

ここまで書いていると車庫部分も作りたくなります。

C02

これはRを書く便利な道具です。アメリカの木工関係の通販で買ったものです。機能はみての通りですが。

C03

習作で作った片渡りは塗装テストをしてみました。篠原の70番とそれ用のスパイクがややゴツい印象だったので、塗装してみてどうだろうかと思ったからです。実用性を考えるとこれぐらいでよいかな・・MEの55番とかもあるんですが、ちょっと繊細すぎるかな。

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