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2006年9月30日 (土)

MMI ON30 K27

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Mountain Model ImportsのK27です。

サウンド付きで、専用のNCEのデコーダーを刺せばサウンド付きDCC機関車になるという代物です。しかしサウンドがどうにも・・・ツナミでも積もうかとおもったり・・・

とにかくデカい重い機関車です。比較する物がないのでサイズが解らないですね・・・

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BLIのC16と並べてみました。C16は今一のディテールなので、それに比べれば十分なディテール表現があります。大きさもまぁこんなかんじだよなって所です。

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テンダーにはこんな基板が適当に両面テープで留められています。なんだかかなりいい加減・・基板の作りも今一です。基板から延びる青い四角い物はボリュームで、音量調節が出来ます。ちょっとねぇ・・・K27以降はこの基板無しで売られているようです。

K28欲しいなぁ・・

そうそう、この464は保存されています463もチャマに居ましたが・・

ここに細かい履歴が出ていました。製造から103年ですからね・・・すごい

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2006年9月29日 (金)

訃報

模型界で工作派モデラーとして知られた内野日出男さんが亡くなられたそうです。

特に交流があったわけではないのですが、2度ほどお会いしたことがありました。

合掌

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2006年9月27日 (水)

QSI D51 -15

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ちょっとバタバタで更新していません。天賞堂のD51を少しウエザリングしてみました。

プラっぽい質感の部分と、ダイキャストそのままの部分をフロッキルのエンジンブラックで塗装し、空気作用管にも色さししました。少し磨き出せば良い感じになると思います。

全体にはパステル系のウエザリングと、ドライブラシを少し施してあります。ロッド類も少しトーンを落としてみました。もう少し汚さないとって感じでしょうか。

本当はすぐにオークションで売り払おうと思っていたんですが、色々手をかけちゃったので売れないかなぁ。まだナンバー類は貼ってません。

音について何度も聞いてみてやはりどうも変ですね。汽笛は日本型風だけどなんだかアメリカ型リオグランデの蒸気の様な音にも聞こえます。ブラストはどうにも切れが良すぎて、日本型のこもった音にはほど遠く、これもアメリカ型のようです。音量バランスを調整しても音質までは変わらないのが残念ですが。

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アップを一枚追加しました。

アップで見ると動輪周辺の汚れ方が不自然なので調整しないと。空気作用管は溝にフロッキルのエンジンブラックを差したので、少しムラになっているのを修正し、つまようじのとがってない方で出っ張ってる部分を磨こうかと思っています。ロッド回りは少しメタリックな感じがなくなっているので、ネオリューブでも使いますか・・ってなかんじで、少しずつ塗り重ねたり落としたりしていきます。

マチエールがだんだん深くなってくるので、それも楽しいのですが。油絵か日本画でも描く感じです。

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2006年9月23日 (土)

軽便祭

明日というか、もう今日ですが、中野である軽便祭にいっています。

On30のブースあたりに居るかと思います。ちょっとしたに載せたウエザリングした車輌など持って行っています。見つけたら声かけてください。

とりあえず今日一日軽便祭に参加させて頂きました。とても楽しい一日でした。会場はとても盛況で、小さな部屋が熱気でムンムン。On30のブース周辺で遊んでいました。せっかくあわててウエザリングとDCC化したモーターカーを家に忘れてしまいました・・・やれやれ。会場でデジカメで一枚も写真を撮ってこなかったことに帰りの電車で気づく有様・・

しかしシェフをはじめ多くのスタッフのみなさまありがとうございました。

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2006年9月22日 (金)

QSI D51 -14

http://dcc87.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/qsi_d51_8.html

この事例の方のD51とD101をチェックする機会がありました。

結果、D51は私の所にあるD101、Lenz、EasyDCC、赤い箱などでもまったく問題なく動いていて、この方のD101で一度だけ症状が出たのですが再現しません。怪しいのはどうもD101のようです。

D101ですが、電源が初期の物と変更になっているのですね。私のD101は、電源が出力AC15Vなのですが、この方のD101はスイッチング電源の様で出力DC15Vになっていました。どうもこのあたりに何か問題でもあるのでしょうか?

また、逆転レバーも水平にならないで曲がって付いているし・・

以前、知り合いが買ったD101でちゃんと動かないので中を開けたところ、一部ハンダがはずれていたという話もあり・・・うーん やめときましょう・・このメーカーの話を私にさせると酷いことになるので・・よほど私と相性が悪いようです。

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2006年9月21日 (木)

QSI D51 -13

NGDCCのDP1デコーダープログラマーが天賞堂のQSIデコーダー搭載D51に対応した最新ソフト・バージョンをリリースしました。

なんどもここで赤い箱と言っていたあれです。赤い箱の開発者の永末氏に天賞堂のQSI D51対応バージョンの開発を働きかけていたのは実は私だったので・・・とても喜んでいます。複雑なインデックスを使用したプログラミングをここで紹介していましたが、それをPC上のソフトで行えるという画期的なものです。D51に係わらず、多くのQSIを搭載した製品にももちろん使え、今まで苦労が多かったQSIを使用する環境が一気に楽になります。

ユーザーが設定した音量やライト関係の情報をデータとして保管できるので、色々な設定を試したり、リセットせざる得なくなった場合再度同じ設定に簡単に戻せるなどとてもすばらしい物に仕上がっています。

またHPに公開されているQSIのD51の定義ファイルは私が設定した数値が入っていてデフォルトではありませんので、ご注意ください。この設定どうでしょうか?

QSIをDCC環境で動かすならこれを一度使ったらもう戻れないと思います。アナログユーザーでもかな・・使いこなせるかはその人のスキル次第ですが。

かなり提灯記事の様で申し訳ありませんが・・・

追記:早速これを使ってGG-1用の定義ファイルを作ってみました。初期バージョンのQSIなので、ライト関係の設定部分がやや弱いです。ROMアップグレードサービスをやっているので最新版のROMにしたらまた変わる部分もあるかと思いますが。修正点は音が少しと、デフォルトで、ライトが前進時は前進方向のみ点灯、後進時は前後とも点灯だったのを、前進時は前進のみ、後進時は後進方向のみが点灯する様に修正しました。デフォルト設定が蒸気の様な設定でそのままになっていたようです。減光は前進方向だけしかできないようです・・・今一だな。

「GG1-QSI.ini」をダウンロード

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2006年9月20日 (水)

QSIデコーダーは・・・

ここのところ天賞堂のD51を色々いじり、デコーダーの設定関係を色々いじっていましたが、以前から持っていたQSIデコーダー搭載のBLIGG-1を久しぶりに引っ張り出しました。

赤い箱でスキャン、テストのコマンドステーションモードで電源を入れてホイッスル他色々なサウンドをテスト、そして、いざ走らせようとすると・・・動かないんです。サウンド関係などのファンクションは全部受け付けるのに・・・で、Lenzを引っ張り出し、繋いでみたのですが・・・やはり駄目・・・・うーんんんと考えて、リセットしました。GG-1の場合は磁気ワンドではなくジャンパーがあり、これを外して電源を投入するとホーンがなり、リセットされます。ジャンパーを戻して、同じようにするとちゃんと動きます・・・なんだか訳のわからないハングアップです。

どうにもこの不安定な感じがQSIデコーダーには以前からつきまとっています。また、バグもある様で・・GG-1はLenzでストップと方向転換を行うボタンを押すと暴走してしまうのです。このボタンを押すとESTOPという信号が出るのですが、これをまったく理解出来ない様なのです。

まぁ、色々癖の多いデコーダーですが、否定的ではなく肯定的に使い込んでいきたいと思っています。

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ウエザリングしてみました

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昨晩デコーダーを仕込んだあとウエザリングしてみました。

パウダー系とドライブラシのウエザリングです。 少しエアブラシでトーンの調整をした方が良さそうです。

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バックマンのポーターと並べると良い感じです。ポーターはエアブラシ系のウエザリングと下回りに少しドライブラシを施しています。

ウエザリングは賛否分かれる部分ですが、これをしないと車輌が引き立たない様に感じます。

追記:自ら写真を見直して、このウエザリングは女性の化粧の様なものだなと感じました。リアルな汚れ方ではなく、ややシュールに表現しちゃっていますね。適当な表現とも言いますが。リアリティーだけを追求してもつまらないし、お上品すぎてもつまらないと感じます。知り合いのレイアウトビルダーがウエザリングを汚しと表現していたのも印象的です。絵画表現にも近い個性の出る部分でしょうか。ちょっとレールカーはツヤを落とすべくマットのアクリルを少し吹こうかと思います。今一気に入らないんですが・・・バックマンのポーターも軽い感じで、もう少し手を入れたくなります。こういう部分のチェックには画像はとても役に立ちます。

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Rail Car No.2 をDCC化

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On30のSandy River & Rangeley Lakes の Rail Car No.2です。Train & Trooperの中国製ブラスです。はっきり言って出来は・・・ですが。

週末の軽便祭にちょっと顔を出そうかと思い何か持っていく物を物色していて引っ張り出しました。とりあえずDCC化しました。NGDCCのDE19Nという巾の狭い薄いデコーダーを後部の椅子とモーターの間に仕込みました。

Ba01

カプトンテープで絶縁してこんな感じで入っています。モーターはなんだか素性の解らない産業用か何かの流用の様で、静かに回りますが回転が速いので、デコーダーの設定で絞りました。Oスケールとはいえ、とても小さく、スケルトンな車輌なので、デコーダー搭載も、結構しんどいです。

さて少しウエザリングでもしましょうか。フィギュアがないので、運転手無しかな・・

追記:組み込み時通常デコーダーからの配線は、デコーダーの位置を決めて線をモーターやブラシにハンダ付けしていく形になります。しかしこの様な小さな車輌の場合、モーターやブラシに先にケーブルをハンダ付けして、最後に長さを調整してデコーダーにハンダ付けする方が作業もやり安いですし、長さの調整もうまく行きます。NGDCCのこのデコーダーはケーブルをユーザーが付けられる製品があるので、この手の作業には適しています。

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2006年9月19日 (火)

K36のビックエンドが・・

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どうも今一はんだごてを握る気がしないここの所です。QSIのプログラムを色々いじるのにも疲れています。ふと昔のポジをあさっていて面白い物を見つけました。カンブレスからアントニートに下る列車の機関車の次位のゴンドラからシンダーを浴びながら撮った写真ですが、工事区間でバラストがうずたかく線路際までつまれていたんですが、徐行しているK36のビックエンドがレールより高くなっている砂利を叩いているんです!模型だったら一発で脱線ですよね・・・何度も何度もぶつかっているんですが・・・ぶつかるたびに砂利が飛び・・これで大丈夫なんだろうかと思ったものです。とても印象深いシーンでした。

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デジトラックス サウンドデコーダー

デジトラックスがアメリカ型ディーゼル用に売り出したサウンドデコーダーをインストールしてみました。

車輌もデコーダーも私の物ではないのですが、インストール作業をさせてもらいました。(いじりたかっただけ)

このデコーダーは本体基板にドーターボードが乗っていて、それでファンクションを追加する様な構造になっています。本体ボードではサウンドの他、ライト一つのみコントロールできるようです。このドーターボードであとで苦労するんですが・・・・

取り付け作業は至って簡単。専用デコーダーだけに工具はドライバーにピンセットぐらい有れば出来てしまいます。ハンダ付けは不要。ボディーを開け、ライト基板を外し、そこにデコーダーを同じように固定し、燃料タンク中央に用意されたスピーカーエンクロージャーにスピーカーをはめ込みます。コンデンサーユニットもはめ込みでOK。あとはまた元に戻せば1丁上がりです。マニュアル見ながら30分でしょうか。

早速赤い箱でスキャンしてみたのですが、設定項目がCV128より後ろにあるので、CV値を追加してスキャンしました。噂によると公表されていない隠しコマンドでアナログでサイドキックが使えるという話もあるようですが・・・マニュアルにない読み出せて更に数値が設定されているCV値がいくつか有ります。

音的には可もなく不可もない音で、値段と相まって良い商品なのではないでしょうか。QSIの様に音量バランスを調整したいと思う感じもなく、そのまま使って問題無さそうです。

アナログでもエンジン音、加速時のサウンド等はでます。ホーンは鳴りません。隠しコマンドが見つけられればそれも可能になるかも・・・

スピーカーを組み込める様に作られているのでとても楽に組み込み作業が出来ます。

アメリカ型ディーゼルファンにはお勧めかも。ただ・・・製品のクオリティーでハードの初期不良の話も耳にするので、事前チェックを必ずした方がよいでしょう。デジトラックスのデコーダー全般に言えると私は感じているんですが。たまたま私の所に来るデジトラックス製デコーダーだけがおかしいのでしょうか?実はこれも問題があり・・・そう、ドーターボードです・・・これでデジトラックス製デコーダ三連敗なのです・・・このデコーダーの問題は某所で解決できたのですが、通常ならメーカーに送り返す状態でした。

追記:

赤い箱用の定義ファイル作ってみました。130以降の空欄で数値が入っている場所は何か隠し設定ですね。

「SDH104K1B.ini」をダウンロード

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2006年9月18日 (月)

QSI D51 -12

この天賞堂のD51のプログラミングで、サウンドとライト関係の部分は先に書いた様に複雑なプログラムをしなければなりませんこの内容を整理してまとめたいと思います。

インデックスという概念:

多数の項目が設定できるのですが、ダイレクトにCV値を割り振ると足りなくなるので、設定する項目をCV49とCV50という二つのインデックスに入力した数値のあとに指定するCVに入力することで項目をセットする方法です。ちょっと説明がわかりにくいですが・・・インデックスもCV49はプライマリーインデックス(PI)、CV50はセカンダリーインデックス(SI)としてCV49だけで設定できる項目と、CV49,CV50両方で設定する項目に別れています。

たとえばホイッスルを設定する場合、プライマリーのCV49だけで設定できるので、CV49にホイッスルを意味する0を入力。その後その数値の設定を行うCV52に1~15の音量の設定を入力します。デフォルトは11です。

この場合、ホイッスルの設定CVを CV52.0 と表記します。同じようにATSは CV52.8となります。セカンダリーを使う部分はCV55.70.0 (ヘッドライトの基本設定)となったりします。

以下にサウンドとヘッドライト関係をまとめます。

CV52.0 ホイッスル、CV52.8 ATS、CV52.10 チャフ(ブラスト音)、CV52.15 ドレイン、CV52.16 エアポンプ1、CV52.17 エアポンプ2、CV52.19 蒸気ブロアーヒス、CV52.21 長エアーオフ、CV52.22 短エアーオフ、CV52.24 ブレーキきしみ音、CV52.26 発電機音、CV52.29 ボイラーポップオフ、CV52.30 ブローダウン、CV52.31 インジェクター、CV52.34 連結音、CV52.37 エアブレーキ

CV55.70.0 ヘッドライトの基本設定、CV55.70.1 ヘッドライトの詳細設定、CV55.73.0 バックランプの基本設定、CV55.73.1 バックランプの詳細設定

以上多数の設定がありますがこれ以外にも更に多数の設定が可能で、それらについても追々まとめていきたいと思います。設定項目はサウンドに関してはアナログでも有効で、アナログでしか運転しない場合もこの方法で設定可能です。しかしアナログユーザーがこれらの設定を出来るかどうかは微妙でしょうが。

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2006年9月17日 (日)

サウンドデコーダーとスピーカー

サウンドデコーダーが色々出てきていますが、デコーダーとスピーカーのマッチングをしっかり考えないと。

最近サウンドデコーダーにはスピーカーがセットされて販売されている事例が多くあります。これは、スピーカーとのマッチングが結構難しいからでもあります。特にΩ値が高いスピーカーを使用しているデコーダーに8Ωぐらいの汎用品をつなげると焼けてしまう場合もあるので要注意です。

最近カトーから発売されたデジトラックスのアメリカ型ディーゼル用サウンドデコーダーは32Ωのスピーカーがセットされています。このスピーカーを使うのであれば問題はないのでしょうが、これを別のスピーカーに換装したりする場合はΩ値に注意しなければなりません。マーケットには弱電用の8Ωの物しかほとんど出回っていないからです。電気系に詳しい人ならすぐに解ると思いますが、この組み合わせはまずいのです。また、ドイツのESUは100Ωの専用スピーカーのようですし。

他のデコーダーメーカーの製品でもスピーカーは高Ωのものを採用している事例が多くあります。これはデコーダーの設計上12~18Vの高いトラック電圧で駆動されるためで、デコーダーの小型化、低価格化、熱への対策の為でもあります。

スピーカーを換装する場合は特に注意しないと最悪発火したり、デコーダーを焼いたりすることになりかねません。

サウンドデコーダーの音質、音量を決めるのもある面スピーカーとそのエンクロージャーです。どんなに良いアンプとスピーカーを使用しても搭載方法が良くなければ良い音も音量も望めません。特にプラ製の車輌は共振してしまったりして搭載が難しかったりします。天賞堂のQSI D51がテンダーも重いダイキャストにしているのはその意味も多々あると思います。初期のQSI搭載のNYCハドソンはテンダー上部がプラで、その部分がビビってしまったりして、ノイズが出ていたりするのです。このあたり、サウンドを使用するための模型設計が今後注目される様になるかもしれません。

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QSI D51 -11

色々調べて行くとなんだか深いところまで突っ込んでしまいました。わかりにくい英文マニュアルの理解に時間がかかりましたが。

天賞堂 QSI D51のDCCリファレンスでもまとめちゃいましょうかねぇ(笑)本当は雑誌社がこれぐらい調べて記事にして欲しいところです。事前にサンプル渡されて記事に出来るぐらいなんですから・・・

ブログに色々数値を乗せたのは、ある面自分の備忘録でもあります。現状ではリセットするとサウンド、ライト関係はまた入力しなおす必要がありますから。

今度はカトーが最近発売したデジトラックスのアメリカ型ディーゼル機関車用デコーダーでもチェックしちゃいましょうか・・って今、目の前にあるんです。これもちょっと曲者です。

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追記:

このデコーダって、LEDが電球色じゃないんですね・・・オレンジっぽいモールドのものです・・・今時電球色も値段が下がっているので、これぐらい使えないのでしょうか???

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2006年9月16日 (土)

QSI D51 -10

ヘッドライト、バックライトの設定方法

デフォルトでの設定ですと、電源投入時にヘッドライトが勝手に点灯してしまいました。更にバック時は動き出すとタービンが回りしばらく動いてライトが点灯するのでこの動作を修正しました。

ライト関係の設定はCV55あたりなのですが、また複雑な操作が必要です。順番に入力する必要があります。CV49は設定する項目の選択。CV50はその中で何を設定するかの選択、そして最後にCV55に数値を入れるという順番です。いずれもPOM、OPSモードでやる方が作業が楽です。

CV49=70(ヘッドライトの設定の選択) CV50=0(ヘッドライトの点灯する状況の設定) CV55=0(デフォルトは1起動時自動的に立ち上がります。0にするとファンクションで立ち上がります)

また、ヘッドライトの減光動作を切り、前進時、前進で停車時もフルで点灯させるのには、CV49=70,CV50=1,CV55=10を入力すると、減光動作が無くなります。デフォルトは9です。

バックランプは、動き出さないと点灯しないのは今一なので、これを修正しました。

CV49=73(バックランプの設定) CV50=0(バックランプのモード設定) CV55=0

CV49=73,CV50=1,CV55=160

これで、進行方向を後退(Reverse)にするとライトが点灯します。バックランプに関しては減光動作は出来ません。

テールランプはヘッドライトと同じ回路につながっているので、物理的にコントロール不能です。運転を考えると回路のLEDを取ってしまう方がよいかもしれません。なぜ別回路にしなかったのか・・・悔やまれる設定です。

音量のバランスとこのライト関係の調整をするとデフォルトに比べるとだいぶ自分の好みの缶になってきた様な気がします。これぐらいいじり倒せるのがDCCの醍醐味なんですが。でも、デフォルトの設定が良く無さ過ぎるからこんな面倒なことをしなければならないんですよね・・・デフォルトの状態をもっと精査して調整してから出荷するのが本筋ではないでしょうか?ほとんどいじらないで80%以上の人が満足を得られる設定にすべきでしょう。

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QSI D51 -9

コマンドステーションと相性が悪い場合

下の方にコマンドステーションとの相性のことを書きましたが、通常のプログラミングモードでプログラムできない場合どうしたらよいでしょうか。この場合、POM(レンツ)やOPS(デジトラックス)と呼ばれるモードでプログラミングできます。通常の運転トラックの上でのプログラムです。この場合の操作はそれぞれのコマンドステーションのマニュアルを参照して頂きたいのですが、このモードでは車輌アドレス等はいじれません。要するにCV1、CV17,CV18などは書換不可能になっています。なぜならそのアドレスの番号の車輌だけをプログラムするモードなので、番号を変えるとおかしな事になるからです。

で、そのためにQSIでは専用の方法が用意されています。順番に以下の数値を入力してください。順番が重要です。

2桁アドレスは以下の方法で設定可能です。

CV49=129 CV50=1 CV56=設定するアドレス

4桁アドレスは以下の方法で。

CV49=129 CV50=17 CV56=CV17に入力すべき数値 CV50=18 CV56=CV18に入力すべき数値

そして4桁を有効にするには下にも書いた様にビット5を有効にします。

このモードでは入力するたびに、機関車が英語で数値を読み上げてくれます。

ちょっと面倒ですがこの方法で設定が出来ます。

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ストックカーの廃車

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なんだか文章だらけの固い記事ではかったるいので、昔チャマに向かう途中のニューメキシコとコロラドの境のローカルな道路沿いで見つけたストックカーの廃車体です。チャマの東30~40マイルぐらいの所だったと記憶していますが曖昧です。運転していて、急に目に飛び込んできて車を止めて写真を撮りました。

2台のストックカーが何とも良い感じでうらぶれておかれていて、絵になっていると思ったんですが・・・変かな?

Ct005

1台はフライングリオグランデのマークも残り、5702の番号も読めます。実はこれがはじめてリオグランデナローの車輌を間近で見た時だったのです。この出会いから数年間は毎年の様にリオグランデ通いをはじめるんですが・・・

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4桁アドレスの設定

DCCで4桁のアドレス設定は計算をした数値をCV17,18にプログラムしなければならずとても面倒です。

難しい理論は置いておいて、具体的な方法を書きます。まず、設定したい番号を 5101と仮定します。これを256で割ります。そうすると、19余り237となります。その19に192を足した数値19+192=211をCV17に入力します。そして割った余り237をCV18に入力します。これで4桁番号「5101」がセットされます。256と192は定数とぐらいに考えてください。

しかしこのままではデコーダーは4桁では動作せず、CV1の値をアドレスと認識しています。4桁を使用するためにはCV29のビット5をオンにしなければなりません。Lenz LH100などビットごとにプログラムできるキャブならそれでセットしてもOkですが、通常は現在のCV29の設定値に+32した数値を入力します。仮に良くあるデフォルト値CV29=6だった場合、CV29=38にしてやれば、4桁アドレスを使用します。

いずれにしろ少々面倒な操作になります。

さて、簡単に4桁の数値を計算する方法ですが、エクセルなどで簡単な換算式を作っても良いですが、以下のアドレスにネット上の計算が出来るページがありますので気楽に使えます。必要なアドレスを入力して計算させるとCV17,18の値を帰してくれます。この値を入力し、CV29を書き換えれば4桁で使えます。

http://ruppweb.dyndns.org/xray/comp/decoder.htm

更に簡単な方法は、たびたび書いている赤い箱です。CVリストから拡張アドレスの項目に必要な番号を入力し、それを選択して更新すればその数値と、CV29が書き換えられます。計算することも、計算された数値を入力することも必要なくCV29も自動で書き換えてくれます。

私は通常、アドレスに車両番号を使用することが多いです。EF8198だったら、8198、D511を5101(511でもよいですね)、とか、番号を忘れやすいので、一々読み出さないでもすぐに連想できる様にしています。2桁アドレスですとすぐに重複してしまうので、このやり方を採りにくいからです。

基本的にこの設定方法は4桁アドレスが使えるすべてのデコーダーについて共通のやり方です。

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QSI D51 -8

コメントをいただいている方で、D101との間でトラブルがある方がいらっしゃいます。

症状から推測すると2台のD51が同様な症状を示すそうで、これはもしかするとD101側の問題かもしれません。D101もリセットしても駄目なようですので。

私は復数のコマンドステーションを持っているので、色々な環境でチェックできるのでどこに問題有るかを見つけやすいのですが、D101一台だけをお持ちだと、なかなか難しい状況になりそうですね。

状況からすると3つのパターンが推測できますね・・・

1,D101がおかしい。2台のD51で同じ症状が出るから。

2,D51がおかしい、同様のロットだから問題が出ていると考えればあり得る。

3,両方おかしい・・

1の可能性が一番高いと私は思うのですが、確証もないので。2は、私の物も当然初期ロットなので、問題のでる可能性があるのですが、問題が出ていません。2台とも駄目というのは、なかなか考えにくいのですが。

うまく解決できると良いのですが。もしここを見られた方で同様の症状があれば書き込んで頂けませんか?トラブルシューティングのデータになるでしょうから。

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2006年9月15日 (金)

QSI D51 -7

個別の音量の設定 詳細

個別の項目

CV49      サウンド     設定した数値変更した物のみ

0        Whisthle          15  

8                   ATS                      7

10                 Chuff                      8

15                 Cylinder Cock         13

16                 AirPump1                9

17                 AirPump2

19                 Steam Blower Hiss

21                 Long Air Let off         9

22                 Short Air Let off        7

24                 Squealing Brakes

26                 Steam Dynamo          9

29                 Boiler Pop-off            9

30                 Blow down                 9

31                 Injector                     9

34                 Coupler Sound      

すべての項目のデフォルトは11のようです。CV52への設定値は0~15で、15が最大音量になります。

サウンドチェックをしながら、21と31の項目を少し下げました。

またサウンド全体の音量はCV51で調整できます。0~127で、127が最大で、デフォルトです。私の場合はCV51は90ぐらいにしています。

このあたりが私がバランスがよいかなぁと思った設定値です。好みで意見が分かれる部分もあると思います。

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K27は

C02_1

96年の画像ですが、K27です。当時は現役保存蒸気として、カンブレストルテックを走っていました。97年も元気にダブルヘッダーの前補機を勤めていたりしたのですが。ここ数年情報をチェックしていなかったのですが、先に紹介したブログによると現在は休車になり、チャマの機関庫にいる様で何とも残念です。確かに、車齢は100年近かったはずで色々問題があるんでしょう。とても残念です。同様にK37も現役ではないようですね・・97年頃は、タンカー列車を引いてチャマ~カンブレスパスを走っていて、それはなかなかすごい物でした。

Pic00069

タンカー列車を引いたK37 1997年

C01_2 

この美しいK27の勇姿がまたみたいです。

なんだかまたコロラドやニューメキシコに行きたくなっています。

http://www.cumbrestoltec.com/

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うーん、雑誌社は遅れすぎでは?

まずは以下のブログの記事をお読みください。

http://www.hobidas.com/blog/rail/natori/archives/2006/09/1.html

正直なところ感想ですが、レポートの内容が「余りに遅れてないですか?」といった印象です。DCCサウンドをサウンドトラックスが売り出したのが90年代半ば、その最初のバージョンから触っているので、今更何に驚いているんだと思ってしまいました。TSUNAMIも発表されてすでに何年もたっています。色々問題があり発売が何年も遅れていただけで・・・最新というにはやや物足りない。製品レベルとしてはもう次の世代のサウンドデコーダーが出てきておかしくない状況です。

追記:TSUNAMIが発表されたのが2003年9月25日、発売予定は年末だったはずが特許がらみで色々もめ、やっと去年後半からリリースだったと思います。

雑誌社の様なメディアがDCCに対する認識が低いことが日本でのDCC普及の遅れの理由かもしれませんね。ちょっとから口批判ですみません・・・

私もデュランゴは何度も訪れていますが、高原のとても静かな街です。でも日本でいえば北海道の片田舎の街はずれって感じです。10月になるとアスペンが黄色に色付き・・・最高の季節を迎えます。D&RGWのナローラインのうち保存鉄道はデュランゴ~シルバートンとチャマ~アントニートの二つが残っています。個人的にはチャマの方がナチュラルな感じでとても好きです。

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チャマ 1996年10月

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カンブレスパス 1997年10月

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2006年9月14日 (木)

QSI D51 -6

個別の音の音量調整

デコーダーが持っている色々な音のバランスがデフォルトだとかなり良くないので、調整しました。この調整はちょっと面倒なのですが、お試しください。うまく行かなくなったらリセットという裏技もありますので。

まず個別の音の設定をするには2つのCV値を使用します。

CV49とCV52です。まず、CV49に設定する音の種類の数値を入力します。その後、CV52に1~15の音量の数値を入れます。デフォルトを確認しないで設定してしまったのでデフォルト値がわからないものもあります。

私の設定ですが、いわゆるドラフト音(Chuff)を小さく、汽笛を大きく、ATSの音を小さくしてみました。

ドラフト音の設定と思われるChuffは設定項目が2つあるのですがとりあえずchuff1(steam exhaust)という項目を下げました。CV49に10を入力。これがこの項目の数値です。でCV52に9を入力しました。たぶんデフォルトは12ぐらいだったのではと思います。

次に汽笛を変更します。CV49に0を入力、その後CV52に15(マックスです)を入力して最大にしました。

ATSの音が大きすぎるので、ATSが割り振られているBellの音を下げます。CV49に8を入力しBellを選択、CV52に7を入れてみました。

とりあえず私がざっとやってみた設定ですので好みで変えてください。

もう一度確認しますと、CV49に設定する項目を入力して、CV52に数値です。この順番でやる必要があります。設定は、OPSやPOMモードで音を出しながらやると良いと思います。設定値を英語で読み上げてくれます。

これ以外の項目も設定できます詳細は英文マニュアルを参照してください。

また、このあたりはDCCでないと出来ない設定だと思います。やはりこの機関車をしゃぶり尽くすにはDCCでコントロールすべきでしょう。

追記:

CV49に22で short air let offもうるさすぎるので小さく、 同様に26のダイナモ(発電機)、30のboiler Blow downも設定を下げました。

これら細かい設定をD101などで行うのはやはり結構たいへんです。私の場合例のNGDCCの赤い箱を使っているので、かなり楽をしています。

天賞堂がこのD51のDCCサポートをしない理由がわからなくもありません。このあたりの細かい設定を客に質問されて答えられるスタッフを用意する必要もありますし、個別に対応するのはかなり大変ですから。でもDCCで使ってこそこのD51は真価を発揮すると思うんですけどね。

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QSI D51 -5

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少し外観を修正しました。安全弁が曲がって取り付けられていたので、以前紹介したTAMIYAの口にプラスティックがはめられているノンスクラッチ・ラジオペンチで修正しました。なかなか良い感じです。また、給水ポンプ周りの配管も金属なので、このノンスクラッチ・ラジオペンチで修正しました。

この用途にはベストマッチングな工具です。普通の金属プライヤーだと傷つけますが、これならOKです。

DCC関係で、コメントをいただいているようにD101でうまく動作しない事例もあるようです。パケットの取りこぼしも多い様で、DCCでの動作は初期のQSIと何ら変わらないかそれ以下かもしれません。不安定な感じです。

どうも変だなと思われたらまずリセット、それとCV11=0にしてみてください。

音量はCV51で、デフォルト127を80ぐらいにするとだいぶ静かになります。

色々プログラムの深部も触ってみたいのですがまずはこんな所でしょうか。

音の面で色々実物に詳しい人とメールで話したのですが、やはりドラフト音が日本型としてははっきりしすぎている様に思います。また、音量が大きくバランスが悪く感じます。汽笛もなんだか違うというのが多くの周りにいる模型仲間の共通意見のようです。ホントにD51200なんでしょうかね・・・とても違って聞こえます。

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QSI D51 -4

どうも製品のネガティブな部分を書くのはちょっと気が引ける部分もあるんですが。

この製品のデコーダーは今まで触ったQSIデコーダーよりも不安定な気がします。もともと、QSIのデコーダーは多数走らせると暴走するという話があったり、不安定なデコーダーとの評価がありますが、単独でも色々症状がでるのでもうちょっと色々な条件で走らせてみたいと思っています。パケットの取りこぼしも多い様で、反応したりしなかったりといった不安定さもありますし、F9~12の上位ファンクションを操作するとハングアップしたりもしましたから・・・余り上位のファンクションをいじらない方がよいかもしれません。

なんせ、買って1日でハングアップして3回もリセットしていますから・・・昔のパソコンのようです。今まで触ったQSIデコーダー搭載車輌でもリセットはかなりまれですので・・・

ハングアップする操作とか、動作が不安定になる設定とかありそうなので、そのあたりも試してみようかと思っています。

まずこの製品を買ったらリセット方法をマスターすると良いかも・・ってちょっとブラックジョークですが。お許しください。

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2006年9月13日 (水)

QSI D51 -3

A06_3

QSIデコーダーのデビュー作だったBLIのNYCハドソンと並べてみました。3~4年前の製品でもあり、模型としてのデテール表現はかなり良くなっていると思います。D51はとても多くの別付パーツを使用していて、密度がかなり高くなっています。惜しむらくは、取り付けパーツが曲がっている物がいくつか見られ、これがこの個体だけの物では無さそうなのが残念です。この個体では安全弁が曲がって付いていたり、発電機が傾いていたり、前にも書いた給水ポンプへの配管とか色々有りますが多少は修正でどうにかなりそうです。それぐらいは許容できる範囲かな。

DCCサウンドデコーダーの出来は、はっきり言って、NYCハドソンなみです。ライト関係は逆にD51よりハドソンの方がきちんとしています。

テストを繰り替えして気がついたのですが、D51のヘッドライトは、F0(FL)で点灯状態でバック(リバース)で後退させ、再度前進に切り替えるとF0がオンであるにもかかわらず、点灯しません。これは明らかにバグっぽいですね・・・

汽笛は前にも書いた様にどうも違う様に感じます。D51200からサンプリングしたと書いてあるのですが・・・・こもった反響した様な音で、梅小路の機関庫の中で録音したのかな?

ATSサウンドを付けるぐらいなら、汽笛を2種類違う音で入れた方が良かった様な気がします。2輌、3輌これ並べて同じ汽笛だとちょっと寂しいです。

どうも難癖が多くて済みません。辛口の個人的批評ですので。

なおこの批評を勝手にコピーしてどこかで書いたり話を大きくしないでくださいね!

追記:

FLを押したまま前進後進を切り替えるとヘッドライトがつかなくなる現象ですが、リセットを2回ほどしたら治りました・・・リセットした理由は、その直前にファンクションのF9~F12あたりを操作していたらハングアップしたためです。うーんどうにも動作が微妙です。同じQSIデコーダーを搭載しているNYCハドソンやGG-1でも似た操作でハングアップは経験していたので、またかといった感じです。

DCCでもリセットできました。磁石ワンドをセットしてコマンドステーションの電源を入れ、F2を押したらリセットしました。他のやり方でもリセットしそうですが。

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QSI D51 -2

コマンドステーションとの相性チェックをしました。

まずは一番日本で普及しているD101です。

これは意外にも結構相性がよいです。今まで(私が所有している物だけですが)QSIのデコーダーはD101ではプログラミングトラックを使用してプログラムする事が出来ませんでしたが、なんとこのD51では問題なくすんなりとプログラムできてしまいます。動作も私がチェックした範囲ではまったく問題を感じませんでした。F12までデコーダー的には持っているようですが、そこまでのファンクション割り当てをしていないので、D101で何ら問題はありません。やはり日本市場を見据えてこの辺の調整がされているようですね。

次にLenzのLV100+Lz100の組み合わせでチェックしたのですが、走行では問題有りません。POM(プログラミング・オン・メイン)でも問題ないのですが、プログラミングトラックを使用するとプログラムが出来ません。これはちょっとQSIのシステム的な問題の様でコマンドステーションはショートしていると検知しているようです。

さらに、アメリカで高級なコマンドステーションとして評価のあるSystemOne(現在のNCE)でチェックしました。同様にこれでもプログラミングトラックではプログラムできません。こちらではショートしているとエラーメッセージがでます。

今一どうしてなのかは解らないのですが、世界的に評価の高いLenzとNCE系で問題があり、色々問題が多いと指摘されるD101で問題が出ないのは、明らかにそれ用にアレンジがくわえられている様に思います。

色々な意味で、日本マーケット向けのアレンジがある様に思います。

もちろんNGDCCの赤い箱では問題なくプログラミングできます。

テストしていてちょっと感じたというか、以前からQSIで、たまに感じていたのですが、パケットの取りこぼしが時々あるようです。CV11のパケットタイムアウトをデフォルトの1から0にした方が、調子がよい場合もありました。あくまでも参考まで・・

カンタムエンジニアかD101か?

現在アナログで使用されている方がこれをより活用するためにカンタムエンジニアを購入されることをお考えでしたら、D101の方が良いかもしれません。カンタムエンジニアを繋いだところで、アナログとはいえ、デジタルとの中間的な状態で、他のアナログと同時に使いにくい物になります。であるならいっそDCCに踏み込んだ方が良いかもしれません。

今後もQSIサウンドデコーダー搭載車輌が色々発売され増えれば、結局カンタムエンジニアではコントロールしきれないからです。D101なら何輌もの車輌の汽笛や動作を個別にコントロールできるので、ストレスがないと思います。相性面でも特に問題は無さそうですし・・・

まぁ、DCCに傾倒している人間の意見ですが。

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2006年9月12日 (火)

QSI D51 -1

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16番の天賞堂から発売されたQSIのデコーダー搭載D51を買ってしまいました・・・

誰かから借りて中身をチェックしてみようと思っていたんですが、誰も周りで買った人も居ないので、しびれを切らして買ってしまいました・・・・トホホ

で、早速ファーストインプレッションです。

D51は大好きな機関車でもあり、かつて16番で5両、12mmで4輌もあるので、かなりうるさいです(笑)で、見た目の感じはとても良いです。KATOのD51の様なプラっぽい感じがかなり押さえられていて、重量もあり、模型的にもかなり良い印象です。しかも後付パーツは少なく、すぐに楽しめ良い感じです。

部分的には、給水ポンプへの配管が曲がっていたり色々気になる部分がないわけではないのですが。

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まぁーここではどうでも良い話です。DCCの部分がどんなものか!にしかはっきり言って興味がありません。

まずは赤い箱でチェックをしました。赤い箱でスキャンしたのですが、基本的には以前のQSIデコーダーと変わりはないようです。F12まで割り振りはあるのですが、基本的にファンクションでコントロールできるのは、ヘッドライト+テンダーの尾灯、テンダーのバックランプ、汽笛、ATS、連結音ぐらいで、あとは余り意味をなさないかもしれません。

とりあえず動作を確認したあと、うるさいのでCV51の音量調節をデフォルトの127から少し下げたり上げたりしてみました。そして動かそうとすると・・・F0やF2のファンクションは受け付けるんですが、前進も後進もしなくなってしまい・・・結局アナログトラックでリセットをかけました。リセット方法はマニュアルにあるとおり、マグネットの付いた磁石ワンドと呼ばれるマグネットで、テンダーの一部にあるリードスイッチを動作させて通常のDCを流すと「リセット」とデコーダがしゃべり、リセットされます。以前のQSIはジャンパーがあったのですが、磁気リードスイッチに最近の物は変更になっています。

リセット後問題なくまた動作していますが、音量は変えていません。またいじってみますが。

とりあえず動かしてみていくつか気になる点がありました。

1,起動と共にヘッドライトが点灯する。F0の操作に関係なく起動時にタービン音がしてヘッドライトが点灯する。それと共にテンダーのテールライトも点灯・・・これが問題!テールライトだけ消せないようです。まったくヘッドライトと同じ回路のようです・・・せっかくDCCなのですから別回路にして欲しい。これは強く要望ですね。キャブランプ等が付いている製品もあったので、物理的にテールランプを別回路にするのはまったく問題ないはずです。

また、ヘッドライトは走行をはじめると減光状態から明るく光り出します。これに合わせてテールライトも明るくなるんです・・・・うーん、蒸気のヘッドライトって減光操作って出来ましたっけ??タービン直結だった様な・・・?御存知の方があれば教えてください。

2,テンダーのテンダーライトの点灯シーケンスですが、コマンドステーションで後進にしても点灯しません。バックで走り出すと、タービン音がしだし、点灯します。しかし停車すると消えてしまいます・・・なんでこんなシーケンスなんでしょうか・・・???

3,ATSの音が・・・もともとATSの音なんて無くて良いと思っているんですが、最初にベルが鳴り、その後キンコンキンコンいっていたと思うんですが、最初のベルの音が短すぎるような気がします。ちょっとイメージと違うかな。

4,汽笛・・・これもどうも音のイメージが違います。やたら響いているんです。それと微妙に自分のイメージと違うのですが、これはちょっと検証が必要な部分なので、あくまでも私の感覚です。

5,絶気は出来ない・・・一部に、絶気が出来るという噂があったので期待していたのですが、加速時にはやや大きく、減速時にはやや小さくなるような機能があるものの、QSIの初期からある機能で、いわゆる絶気ではありません。これは今までのサウンドデコーダーと何ら変わらないレベルです。

DCCのコントロールはまだこれから色々チェックしてみないと何とも言えないのですが、QSIの今までのデコーダーと似た様なものとの印象です。音的にもATSの音は置いておいても、汽笛に好みが別れる様な気がします。確かに日本風にこのあたりはアレンジされているようですが、全体の印象は、QSI最初のBLIのNYCハドソンと余り変わらないなぁと言う印象です。

ちなみに、私の所にはNYCハドソンと、N&W Class A マレー、DRGW のC16、PRのGG1があります。これらも余り興味がない車輌なのですが、デコーダー触りたくて買ってしまった代物です。

明日はD101とLenzなどでのテストをしてみようかと思っています。

追記:

アナログで少し動かしてみたのですが、慣れないとこれはちょっとやりにくいですね。スロットルを少しずつあげていくのですがある段階で音がし始め、それから動き出します。止めるときもあるレベルでやめれば、音がしたまま止まるんですが、癖でついゼロまで戻してしまいます・・・そうすると音が消え、再度動かすときまた起動音・・・汽笛は昔からアナウンスされている逆転スイッチで鳴るんですが、何かのタイミングでATSの音が鳴り出してしまったり・・・アナログの場合はカンタムエンジニアがあった方が良さそうですが・・・やはりDCCでコントロールする方が無難でしょう。マニュアルには「重連だと楽しさ3倍以上」とか記載があるんですが、DCCじゃないとちょっと難しそうですね。

天賞堂のインフォメーションはアナログメイン、DCCでも動きますよ、でもサポートしません、ってかんじですが、これは間違いですね。これは紛れもなくDCCサウンドデコーダー搭載車輌で、アナログでも一応動きますよっていうのが本当です。営業的な理由でしょうが、ちょっと引っかかります。

追記2:

DCCで走行中F5を押すとドラフト音が小さくなります。これが絶気の表現ていうことかもしれません。音が変わるんではなく、音量が下がるんですが。これも少し前からある機能ですが、今一動作が不安定。スピードその他で動作したりしなかったり・・?もう少しいじってみます。

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2006年9月10日 (日)

レイアウトをもらって頂きました。

A03_5

長年私の所にあったあるレイアウトをもらって頂きました。

93年春から私の家にあったあるレイアウトを、レイアウト作りでは有名な方お二人にもらって頂きました。このレイアウトはTMSの「レイアウト全書」の表紙になっているレイアウトです。昭和33年(1958年)頃に作られ、それから数人の手を経て93年に私の所にやってきました。レストアを考え少し手をかけたのですが挫折。そのまま永い眠りに入っていました。某掲示版で声をかけると、とても良いお話しをいただき、無事土曜日にもらって頂けました。

きっと、数年のうちにレストアされたあのレイアウトが雑誌を飾る日が来ると思っています。楽しみ楽しみ!

その頃には建造から50年になるかもしれません。

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2006年9月 8日 (金)

モジュールに車輌を乗せてみたのですが。

A01_7

モジュールにある片渡りでの食い違いのテストを借り物の車輌でしてみたのですが・・・

KD711をそのまま付けた状態では食い違いが大きくちょっと難しそうです。カプラーの改造か、ドローバーなどを考える必要がありそうです。単独の車輌での走行はまったく問題有りませんが。

A02_5

300Rの分岐部分でのカプラーの食い違いはそれほどありません。ここの通過では問題無さそうです。

実物なみの片渡りにすれば問題ないのでしょうが、模型的にはこれぐらいでどうにかしたいところですね。また、心配していた有効長はまったく問題ないようです。

片渡りだけ少し緩いカーブに作り直すか、改造カプラーを検討してみるかちょっと思案です。

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2006年9月 4日 (月)

サウンドデコーダーの音の考え方についての考察

発売されたD51のサウンドデコーダーについて断片的に情報が耳に入ってきていますが、ちょっと興味深い部分があります。

このQSIのサウンドデコーダーは、アメリカで大ヒットしたブロードウエー製品などに組み込みとして作られているもので、当初とても大きな音と、それ以前のサウンドトラックス以上に作り込まれたサウンドで好評を博していました。

物は韓国製で、デコーダーと共にダイキャストメインのボディーの製品となっています。今回の製品はまだ手に取っていないのですが雑誌等の記事から同様の構成と思われます。

さて、サウンド面ではアメリカで一般的なベルはなく、ATSの警告音が鳴るらしいです。この話を聞いたとき、アメリカ向けと同じ発想だなぁと思いました。

何が同じかというと、アメリカのサウンドデコーダーはどちらかというとキャブ内の音を多く再現しているんです。最初のサウンドデコーダーといって良い、サウンドトラックスの蒸気用デコーダーも大きな投炭音や焚き口を閉めるような音がしたり、MRCでは”オンボード”という車掌の声がしたり・・・ちょっと感覚的に日本のマニアには受けにくいサウンドが出たりしています。

余りにギミックに走るとおもちゃっぽく感じてしまう部分です。

ヨーロッパ系のESUなどのサウンドデコーダーはそれに比べるとアッサリしていて、音の表現と、汽笛を2種類鳴らせるなど、少し離れた列車の音を再現するという感覚が強く、私にはこちらを支持したいと感じてしまいます。

日本の模型界では、ヨーロッパ系の音作りの方が肌に合うように感じるんですがどうでしょうか?

また、このD51では絶気の表現がされているようです。これがどの程度の物で、それがロジックとしてうまく出来上がっているのか興味があります。完全ではない事例も多く見かけるからです。

しかし天賞堂は一切DCCとはうたってないんですね・・・よほど自信がないのかな・・・

DCC製品を売るにはそれなりの知識と技術のあるスタッフがいなければ出来ないので、それから逃げているとすら思うんですがどうでしょうか・・・?

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2006年9月 2日 (土)

天賞堂からカンタムサウンドが・・・

天賞堂からDCCサウンドデコーダー搭載のD51が出ました。

天賞堂はDCCとは一切うたってないんですが、あれはQSIデコーダー搭載なのでれっきとしたDCCのサウンドデコーダー付き機関車なのです。

うーん触ってみたい!いじり倒してみたいんですが、16番でしょ・・・

誰か買った人貸してくれませんか。DCCの中身をチェックして遊び方すべてお教えしますが!

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2006年9月 1日 (金)

モジュール用にリバースモジュールを

A01_6

モジュールに使用するためにNGDCCのリバースモジュールを導入しました。

今回はデルタ線もあり、更にスプリングポイントの無電区間を無くすためにも使用する予定で3台もしくは4台組み込む予定です。手持ちではLenzの物とかもあったのですが、台数が多いので、NGDCCの物を4台購入してみました。反応速度なども設定で変更できるので、重ねて使用することを検討しているので、組み込み後の動作テストが必要ですが。

価格も安く(3000円)おすすめです。

動作テスト用に玉電車輌も早く作らないと・・

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