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2006年9月 4日 (月)

サウンドデコーダーの音の考え方についての考察

発売されたD51のサウンドデコーダーについて断片的に情報が耳に入ってきていますが、ちょっと興味深い部分があります。

このQSIのサウンドデコーダーは、アメリカで大ヒットしたブロードウエー製品などに組み込みとして作られているもので、当初とても大きな音と、それ以前のサウンドトラックス以上に作り込まれたサウンドで好評を博していました。

物は韓国製で、デコーダーと共にダイキャストメインのボディーの製品となっています。今回の製品はまだ手に取っていないのですが雑誌等の記事から同様の構成と思われます。

さて、サウンド面ではアメリカで一般的なベルはなく、ATSの警告音が鳴るらしいです。この話を聞いたとき、アメリカ向けと同じ発想だなぁと思いました。

何が同じかというと、アメリカのサウンドデコーダーはどちらかというとキャブ内の音を多く再現しているんです。最初のサウンドデコーダーといって良い、サウンドトラックスの蒸気用デコーダーも大きな投炭音や焚き口を閉めるような音がしたり、MRCでは”オンボード”という車掌の声がしたり・・・ちょっと感覚的に日本のマニアには受けにくいサウンドが出たりしています。

余りにギミックに走るとおもちゃっぽく感じてしまう部分です。

ヨーロッパ系のESUなどのサウンドデコーダーはそれに比べるとアッサリしていて、音の表現と、汽笛を2種類鳴らせるなど、少し離れた列車の音を再現するという感覚が強く、私にはこちらを支持したいと感じてしまいます。

日本の模型界では、ヨーロッパ系の音作りの方が肌に合うように感じるんですがどうでしょうか?

また、このD51では絶気の表現がされているようです。これがどの程度の物で、それがロジックとしてうまく出来上がっているのか興味があります。完全ではない事例も多く見かけるからです。

しかし天賞堂は一切DCCとはうたってないんですね・・・よほど自信がないのかな・・・

DCC製品を売るにはそれなりの知識と技術のあるスタッフがいなければ出来ないので、それから逃げているとすら思うんですがどうでしょうか・・・?

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