QSI D51 -6
個別の音の音量調整
デコーダーが持っている色々な音のバランスがデフォルトだとかなり良くないので、調整しました。この調整はちょっと面倒なのですが、お試しください。うまく行かなくなったらリセットという裏技もありますので。
まず個別の音の設定をするには2つのCV値を使用します。
CV49とCV52です。まず、CV49に設定する音の種類の数値を入力します。その後、CV52に1~15の音量の数値を入れます。デフォルトを確認しないで設定してしまったのでデフォルト値がわからないものもあります。
私の設定ですが、いわゆるドラフト音(Chuff)を小さく、汽笛を大きく、ATSの音を小さくしてみました。
ドラフト音の設定と思われるChuffは設定項目が2つあるのですがとりあえずchuff1(steam exhaust)という項目を下げました。CV49に10を入力。これがこの項目の数値です。でCV52に9を入力しました。たぶんデフォルトは12ぐらいだったのではと思います。
次に汽笛を変更します。CV49に0を入力、その後CV52に15(マックスです)を入力して最大にしました。
ATSの音が大きすぎるので、ATSが割り振られているBellの音を下げます。CV49に8を入力しBellを選択、CV52に7を入れてみました。
とりあえず私がざっとやってみた設定ですので好みで変えてください。
もう一度確認しますと、CV49に設定する項目を入力して、CV52に数値です。この順番でやる必要があります。設定は、OPSやPOMモードで音を出しながらやると良いと思います。設定値を英語で読み上げてくれます。
これ以外の項目も設定できます詳細は英文マニュアルを参照してください。
また、このあたりはDCCでないと出来ない設定だと思います。やはりこの機関車をしゃぶり尽くすにはDCCでコントロールすべきでしょう。
追記:
CV49に22で short air let offもうるさすぎるので小さく、 同様に26のダイナモ(発電機)、30のboiler Blow downも設定を下げました。
これら細かい設定をD101などで行うのはやはり結構たいへんです。私の場合例のNGDCCの赤い箱を使っているので、かなり楽をしています。
天賞堂がこのD51のDCCサポートをしない理由がわからなくもありません。このあたりの細かい設定を客に質問されて答えられるスタッフを用意する必要もありますし、個別に対応するのはかなり大変ですから。でもDCCで使ってこそこのD51は真価を発揮すると思うんですけどね。
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コメント
天賞堂のD51の件、興味深く読ませて頂いています。
この製品、きちんとしたDCC対応品として製品にした方が判りやすくて良いのに・・と思っていたのですが、結局、天賞堂からは説明はなく、このブログでようやく必要な情報が得られました。
いっそ、天賞堂がDCC版と通常版の2パターンにして判りやすくしてもらえると良いとは思いますね。
投稿: ム | 2006年9月16日 (土) 14時41分
今までQSIデコーダー搭載機関車を何輌も触ってきたので、今まで書いた部分はある程度過去の蓄積で書けたのですが、最近のバージョンで拡張されたもっと深部の設定にも手を出したいと思っています。このあたりの情報を垂れ流すこともDCC普及の一旦になればなと思うんですが。
投稿: ina | 2006年9月16日 (土) 15時06分